医療ヘルプデスク業務に必要な資格

資格取得 必要な能力スキル

医療ヘルプデスク業務にて必要な知識や資格について紹介します。

医療ヘルプデスク業務は大きく4つの領域の地域が必要となります。

  1. IT一般(ハード、ソフト、ネットワーク)
  2. 電子カルテシステム等の医療情報システム
  3. 医療業務(医師業務、看護業務、技師等)
  4. 情報セキュリティ
資格取得

IT一般(ハード、ソフト、ネットワーク)

PCや周辺機器の故障や不具合、office製品の使用方法の指南、ネットワーク機器(ハブ、LANケーブル、無線wifi)等の故障や不具合への対応が求められるので以下の資格取得を推奨しています。

ITパスポート

1.対象者像

職業人及びこれから職業人となる者が備えておくべき、ITに関する共通的な基礎知識をもち、ITに携わる業務に就くか、担当業務に対してITを活用していこうとする者

2.業務と役割

ITに関する共通的な基礎知識を習得した者であり、職業人として、担当する業務に対してITを活用し、次の活動を行う。

  1. 利用する情報機器及びシステムを把握し、活用する。
  2. 担当業務を理解し、その業務における問題の把握及び必要な解決を図る。
  3. 安全に情報の収集や活用を行う。
  4. 上位者の指導の下、業務の分析やシステム化の支援を行う。
  5. 担当業務において、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の活用を推進する。
3.期待する技術水準

職業人として、情報機器及びシステムの把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するために、次の基礎知識が要求される。

  1. 利用する情報機器及びシステムを把握するために、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、情報デザイン、情報メディアに関する知識をもち、オフィスツールを活用できる。
  2. 担当業務を理解するために、企業活動や関連業務の知識をもつ。また、担当業務の問題把握及び必要な解決を図るためにデータを利活用し、システム的な考え方や論理的な思考力(プログラミング的思考力など)をもち、かつ、問題分析及び問題解決手法に関する知識をもつ。
  3. 安全に情報を収集し、効果的に活用するために、関連法規、情報セキュリティに関する各種規程、情報倫理に従って活動できる。
  4. 業務の分析やシステム化の支援を行うために、情報システムの開発及び運用に関する知識をもつ。
  5. 新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をもつ。
4.試験時間・出題形式・出題数

試験時間

120分出題形式

多肢選択式(四肢択一)出題数

100問(小問形式)

※出典:ITパスポート試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

基本情報技術者試験

1.対象者像

ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

2.業務と役割

上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。

  1. 組織及び社会の課題に対する、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義に参加する。
  2. システムの設計・開発、汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、利用者にとって価値の高いシステムを構築する。
  3. サービスの安定的な運用の実現に貢献する。
3.期待する技術水準

ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。

  1. IT全般に関する基本的な事項を理解し、担当する活動に活用できる。
  2. 上位者の指導の下に、IT戦略に関する予測・分析・評価に参加できる。
  3. 上位者の指導の下に、システム又はサービスの提案活動に参加できる。
  4. 上位者の指導の下に、システムの企画・要件定義に参加できる。
  5. 上位者の指導の下に、情報セキュリティの確保を考慮して、システムの設計・開発・運用ができる。
  6. 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
  7. 上位者の方針を理解し、自らプログラムを作成できる。
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)

科目A

試験時間

90分出題形式

多肢選択式(四肢択一)出題数・解答数

  • 出題数:60問
  • 解答数:60問

科目B

試験時間

100分出題形式

多肢選択式出題数・解答数

  • 出題数:20問
  • 解答数:20問

※出典:基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

医療情報システム、医療業務

電子カルテシステム等のマスタ整備をはじめシステム運用に関係する業務を行います。また、医療者からの問合せを受付、システムベンダーへ質問する際にはシステムの操作だけでなく、医療業務を理解する必要があります。特に現場リーダーとして活躍する際に以下の資格取得が求められます。

医療情報技師

医療情報技師能力検定試験とは

 医療情報技師は「保健医療福祉の質と安全の向上のために、医療の特質をふまえ、最適な情報処理技術を用い、医療情報を安全かつ適切に管理・活用・提供することができる保健医療福祉分野の専門職」です。医療情報技師に求められる能力は「医学・医療」、「情報処理技術」および「医療情報システム」の3系の知識と技術によって体系化されており、他職種との意思疎通を図るためのコミュニケーション(Communication)、他職種と協力して対応するコラボレーション(Collaboration)、部門間や職種間の調整を行うコーディネーション(Coordination)の3つの能力を必要な資質としています(医療情報技師の3C)。

 医療情報技師能力検定試験は、1)情報処理技術の業務改善への活用を担える、2)医療情報の安全で適切な管理を担える、3)診療データの利活用を担える人材として必要な一定の知識・技術を有していることを試験によって評価するものです。病院・診療所の医療情報部門に従事される方や、診療科・中央診療部門において医療情報を担当する方、企業等において医療情報システムを担当する方にお勧めの試験です。

医療情報技師能力検定試験のご案内

 医療情報技師育成部会では、医療情報技師の定義ならびに医療情報技師の到達目標(GIO・SBOs)に掲げる能力を有する方を認定するため、医療情報技師能力検定試験を実施しています。

受検資格 受検のための資格は問いません。

試験実施時期 ・試験会場毎年8月下旬(年1回)
全国13会場(北海道 宮城県 東京都 新潟県 石川県 愛知県 大阪府 岡山県 広島県 香川県 福岡県 鹿児島県 沖縄県)

試験方法 ・受検科目・試験時間マークシート方式による多肢選択試験
医学・医療系(50問、60分) 情報処理技術系(50問、60分) 医療情報システム系(60問、90分)

試験内容 試験問題は、医療情報技師の到達目標を修得していただくための教科書として発行している「医療情報 医学・医療編」、「医療情報 情報処理技術編」、「医療情報 医療情報システム編」の内容から主に出題します。ただし、医療制度の改正や情報技術の発展の動向など、医療情報技師として知っておくべき事柄については、教科書に記載がなくても出題することがあります。

科目合格制度 医療情報技師の資格は、3科目の合格により認定されます。科目ごとに判定された合格は、2年間有効とする科目合格制度を設けています。

※出典:医療情報技師能力検定試験 | 医療情報技師育成部会

情報セキュリティ

病院にはカルテをはじめ機密情報が多数保管、運用されています。そのため十分な情報セキュリティ対策を行う必要があります。情報の適切な取扱いを習得するために以下の資格取得を推奨しています。

情報セキュリティマネジメント

1.対象者像

情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダーとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシーを含む組織内諸規程)の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者

2.業務と役割

情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の業務と役割を果たす。

  1. 部門における情報資産の情報セキュリティを維持するために必要な業務を遂行する。
  2. 部門の情報資産を特定し、情報セキュリティリスクアセスメントを行い、リスク対応策をまとめる。
  3. 部門の情報資産に関する情報セキュリティ対策及び情報セキュリティ継続の要求事項を明確にする。
  4. 部門の業務のIT活用推進に伴う情報システムの調達に際して、利用部門として必要となる情報セキュリティ要求事項を明確にする。また、IT活用推進の一部を利用部門が自ら実現する活動の中で、必要な情報セキュリティ要求事項を提示する。
  5. 業務の外部委託に際して、情報セキュリティ対策の要求事項を契約で明確化し、その実施状況を確認する。
  6. 部門の情報システムの利用時における情報セキュリティを確保する。
  7. 部門のメンバーの情報セキュリティ意識、コンプライアンスを向上させ、内部不正などの情報セキュリティインシデントの発生を未然に防止する。
  8. 情報セキュリティインシデントの発生又はそのおそれがあるときに、情報セキュリティ諸規程、法令・ガイドライン・規格などに基づいて、適切に対処する。
  9. 部門又は組織全体における情報セキュリティに関する意見・問題点について担当部署に提起する。
3.期待する技術水準

情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の知識・実践能力が要求される。

  1. 部門の情報セキュリティマネジメントの一部を独力で遂行できる。
  2. 情報セキュリティインシデントの発生又はそのおそれがあるときに、情報セキュリティリーダーとして適切に対処できる。
  3. IT全般に関する基本的な用語・内容を理解できる。
  4. 情報セキュリティ技術や情報セキュリティ諸規程に関する基本的な知識をもち、部門の情報セキュリティ対策の一部を独力で、又は上位者の指導の下に実現できる。
  5. 情報セキュリティ機関、他の企業などから動向や事例を収集し、部門の環境への適用の必要性を評価できる。
4.試験時間・出題形式・出題数(解答数)

科目A・科目B

試験時間

120分出題形式

科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式出題数・解答数

出題数:60問・解答数:60問

※出典:情報セキュリティマネジメント試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

PAGE TOP