病院情シスは病院の情報システム(電子カルテシステム、医事会計システム等)の運用保守及び事務職員が利用するインターネット環境の保守を行う仕事です。
主な仕事
- 利用者登録
- 予約枠の登録、展開
- 文書登録や記事テンプレート登録
- 看護計画、ケアスケジュール登録
- PC及びプリンターの保守(故障交換等)
- ネットワーク保守
- サーバ監視(CPU、メモリ、記憶領域)
- 病院HP更新
- 各種問合せ対応(電話やメール等)
- 情報システムの導入支援
- 情報セキュリティ対策支援
必要な知識
1.必須知識
一人前に業務を行うために必要な知識は以下のとおりです。OJTを通して学んでいきます。
- 基本情報技術者試験 程度のITスキル
- 医療業務に関する知識(外来業務、入院業務、検査業務、薬剤、栄養管理、リハビリ、医事会計等)
- 情報セキュリティ対策知識
2.あると活躍の場が増える知識
- システム開発の経験
- ISMSやプライバシーマーク
活躍のために必要なこと
医師や看護師は医療のスペシャリストではありますが、ITの知識を高度に有しているわけではありません。病院の情シスはITのスペシャリストとして医療を支える重要や役割です。各情報システムベンダーと病院をつなぐ役割が求められますので知識以外に以下の能力が求められます。
- 医療者が求めることを正確にITベンダーに伝えることができる
- ITベンダーの説明を医療者が理解できるよう分かりやすく伝えることができる
キャリア形成
1.新入社員
PCやプリンター等の故障対応や定例業務(利用者登録、予約枠管理、文書登録等)を行える。
2.現場リーダー
病院からの問合せ対応が担当できる。病院全体の業務を理解している。「医療情報技師」の資格を取得している。
3.マネージャー
複数拠点のマネージメントできる。また、電子カルテ等の情報システムの導入支援を行うことができる。